6回目の報告ーコロナ禍を経て分かったこと
多くの報道、ワードショーなども含め、日本のデジタル化の未熟なことが、想定程度に認識され、デジタル化への民意が、大合唱の状況を示しています。
これも、3.11の、BCPが不可欠の結論が、風化してしまったように、一過性で消えならないように、何をしたらよいか考える毎日です。
今回の新型コロナウイルス問題は、私たちに、多くの反省と学びを得ました。
例えば、とりわけ、社会、産業も、医療業務従事者に多くの負担をかけ、それに伴って、医療に対するこれまでの意識も変わってきました。例えば、触診、聴診器に頼る診察から、PCRのような検査の大事さが広く理解されました。
さらに、機器だけではなく人手不足、自動化が進んでいないことが本当の問題でした。医療現場でのロボットや自動化機器の利用はなかなか進んでいなかったのです。
また、給付金のオンライン申請が可能になりましたが、その先には、地方自治体の人手作業の負担が増大するなど、これまでのデジタル化への取り組みがまったく不十分であったことがわかってしまいました。私たちは何をしてきたのかと。
テレワークは、とくに多くの中小企業から実施できていないといわれます。テレビ会議はできても、在宅勤務、つまり会社に行かなければ仕事ができないのです。様々な課題があり、その準備ができていないからです。まさしく会社にいかなくてもいい経営として、テレワーク経営を実践することが、経営改善、につながると思います。
製造業では、しばしば、ものづくりの現場があるから、テレワークができないといわれます。なぜできないかを考え、現場に行かなくても、ものづくりができるような、現場つくりが今後の大きなテーマになります。
たとえば、
- Iotで、現場が見える
- 3Dプリンターでモノが作れる、
- ロボットでモノを運べる、
- 人工知能でモノを検査できる、
- 配送業者に出荷指示ができ、モノを運び
- 電子インボイスで納品請求、決済ができる。
こういうテレワーク工場をめざしたいと思います。
そのための3.11の後に普及したBCPと同じように、テレワーク計画(TWP:Tele-Work Planning)つくりを県内企業に啓発していきます。
この視点からIoTを見直しましょう。
特に、今後、業務の自動化、デジタル化を促進する、5Gなどの新しい技術を積極的に活用して、企業の業務自動化、企業間業務の自動化を啓発したいと思います。
まさしく中小企業の経営強化とは、デジタル技術を活用した業務自動化、テレワーク経営の実践であると確信し、進めたいと思います。
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