2020年4月25日土曜日

1日目の報告「業務連携の自律的自動化」

オートノマスシステムについての著書を翻訳しました。
『進化するオートメーション』です。
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私たちはIoT、でデータを収集し、それを分析するAIのい議論を高めてきました。しかし、それは、序の口でした。
その先には、情報をもとにして意思決定する機能、そして、メカニズムやシステムの動作や制御を行うためにアクチェーター、ロボット、ドローンなどの自動化システムにつながっています。
自動化システムには機械だけではなく、業務システムが含まれます。たとえば、
(1)製品を設計部門が設計した際に、部品図を基に、AIで実績ある業者、製作可能な業者に自動的に見積依頼を行う。業者は依頼を受け取ってからAI 見積システムが自動的に金額を算定し、自動的に見積書を送信します。その見積もりを、自動的に評価し、比較評価表を自動的に作成
(2)製造後の検査プロセスをIoT化して、検査データを、発注者に送信、AIが評価して、OKであれば、検収完了、納入と同時に支払処理が自動的に完了
(3)出荷予定を自動的に配送業者の送信、配送業者は出荷予定と経路をもとに最適な集配計画を立案、ドライバーに指示、配送情報を、荷主、出荷先に送信し、納品と同時に支払処理が完了

このように、IoT、AIと自動化業務システムが連動することで、ほぼ人手は不要になります。つまり企業間も自動化システム同士が交信し合うことで多くの業務が人手の介入なく完了できるのです。それは株式市場が人手の介入なしに、売買が行われることで、確認できます。
もちろん、異常事態、想定外の事態が生じれば、その時に、人に連絡して、指示をあおぐことができます。
このように、IoTとAIは企業間の業務システムとつなぐことで、大幅な自動化システムが出来上がります。
自律的自動システムがオペレーションを担当し、「人」がシステムデザインとモニタリングを担当するという分担になるでしょう。



新型コロナウイルス対応の医療システムの最大のネックは医師、看護師です。それも感染リスクを抱えています。この反省も、確実に、次のへと、自律的医療システムを求めていることは間違いありません。


4 件のコメント:

  1. 最適化のための複雑なコネクトを的確かつ迅速にこなせるアクセスルームが必要になり、そのロジックツリー構築の全自動化がデータ分析のNEXTステージと思っています。次には、その後の運用に向け、再びアクセスルームのなかにおける最適化のための複雑なコネクトを的確かつ迅速にこなせるしくみが必要になります。不完全な人間の思考に基づき構築されるAIに完璧はなく、その誤認をなくすためには、フルAIではなく人的監視システムも必要不可欠と存じます。

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    1. ご指摘の通りです。人がかかわらないといけない局面は必ずあります。情勢判断、です。第二なのは、異常事態、例えば、飛行機が、外部環境のきゅへんい対応できなったとき、人に操作を移譲します。その時に人が十分対応できるスキルを持っているか、円滑に素早く、移れるか、です。非音が不要にもならないし、人のスキル、見識、判断能力は、今以上に重要です。

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    2. ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。

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  2. 更にAI化が促進されることで、人知は脆弱化し、AIの迷走から社会の崩壊の原因につながり、映画マトリックスの世界が現実となる可能性が高くなって行きます。高水準のモラルとルールに基づくアナログ(人的)なセキュリティシステムは不可欠です。

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